平成23年度事業計画
- 新たな流通システム構築へ向けて
〜平成23年度のHAL財団事業計画決まる〜
- 平成15年に設立されて以来、公益法人として北海道農業の企業化・企業的経営を進める事業を展開してきたHAL財団。
今年度は、「生産者・流通業・小売業」が一体となった流通システムの構築や、農業生産者の経営や収益拡大に直結する事業に重点を置いた活動を行っていきます。
5月20日に理事会で承認された「平成23年度事業計画」の主要な事業について、その活動内容に解説を入れながらご紹介いたします。
- HAL財団 平成23年度活動計画
- 平成23年度は、農業を取り巻く環境の変化に左右されない安定した農業経営を目指すため、北海道農業者が主体となり「生産者・流通業・小売業」が一体となった組織的な機能を持つ流通システムを確立する。また、農業に企業的観点を取り入れ経営改善を目指す北海道農業者に対し、取り組みの障壁となる課題・問題を解決するための経営サポートを行う。これら農業収益向上のための具体的・実践的な事業を重点的に継続展開する。
1.農業経営のサポートに関する活動
農業の企業的経営とその安定化・発展のためには、新しい事業領域への展開や新商品の開発などが重要となります。しかし、農業経営に携わる生産者の多くは、日々の煩雑な作業に追われているため、これらについて単独で取り組むことが非常に困難となっています。そこで、HAL財団では「農業経営のサポート に関する事業」を財団事業の大きな柱とし、札幌にある「ギャラリー農窓」を窓口として、皆様からの業務相談に対応していきます。
- 【主な内容】
- ■農業経営業務サポート事業
- ・商品販売プロモーション
- ・通信販売等を活用した農畜産加工商品の共販サポート
- ・商品開発・パッケージデザインサポート
- ・農業法人に対する求人サポート
- ・オフィスシェアリング
- ・農業法人に対する人材派遣支援〜緊急雇用創出事業(受託事業)〜
「がんばる!農業法人サポート」 - ・研修・セミナー
- ・上記に関する相談窓口業務
2.流通および農産物生産に関する活動
収益力を高めるための取り組み、経営の安定・向上を目指す事業を生産者とともに進めて行きます。
農産物の流通は、集荷、選果、貯蔵、輸送と、多くの工程があります。
また、販路の開拓には、需要に対応するため農産物の量がまとまっていることも必要となります。さらに、消費者の食の安全・安心に対する意識も大きく変わっており、農産物の安全性が信頼できるものであるかが問われるようになってきました。
そのような状況に対応するため、世界基準である「GGPA」に取り組み、参加生産者の農業生産工程を一元管理することで、より安全性を証明できる農産物生産を実現しています。
HAL財団では、恵庭市に建設したHAL流通研究センターの機能を活かし、高品質で市場性の高い農産物、付加価値農産物の生産・流通・販売実証事業を農業生産者の皆様とともに行っていきます。
- 【主な活動】
- ■新流通による農業経営の安定化推進事業
- ・北海道農業元気プロジェクト
- ・HAL認証農産物協議会事務局運営
- ・GGAP等品質管理業務運営
- ■農産物栽培手法や品種選定による高収益農産物生産・販売支援事業
- ・植物工場を活用した周年栽培の実践と販路開拓支援
- ■プロジェクト
- ・はるや(六次産業化実験取りまとめ)
3.財団基本活動
農業政策が大きく変わるなか、農業経営者が的確な経営指針を打ち出すことはますます困難になっています。HAL財団では、農業の企業化推進に必要な制度や金融問題、地域連携、環境問題等、各種施策の情報収集をタイムリーに行い、事業にそして農業生産者の皆さんにフィードバックしていきます。
公益法人であるHAL財団は、実証実験以外の基礎的な活動も行います。特に環境問題に関しては、ISO14001の取得などを農業分野では先駆的に取り組んでいますが、今後ますます環境に対する企業の取り組みが重要になると思われることから、各種環境対策の情報収集、制度導入などを行います。
また、企業的経営を実践し、模範となる農業法人を表彰するHAL農業賞を今年も実施します。
- 【主な活動】
- ■情報収集・調査・基盤整備等事業
- ・農業に関する制度・金融・地域連携等の情報収集及び調査
- ・環境対策・認証制度検討および整備
- ・農畜産品・加工品・土壌等の理化学分析
- ・北海道農業法人協会事務局運営
- ■財団広報事業
- ・調査レポート発行
- ・機関紙「HALだより」発行
- ■表彰事業
- ・HAL農業賞






