HAL財団

「家業」から「地域企業」へ

WEB版HALだより「テキスト版」

2024年2月13日号 (通算23-38号)

2024年1月トークセッション開催

第2回目となるトークセッションを開催しました。 初回は、昨年の1月23日。その後、北海道内では関係者による独自のセミナーや相互の視察などがあり、HAL財団主催のトークセッションに対する期待の声に応え、今年も開催しました。

12月にトークセッションの開催を告知したところ、わずか2時間で定員となるほどの人気です。当日は、道内各地から70人の農業関係者、話題提供者は20人を超え、熱いセッションになりました。

これからの農業ビジネスを考えていこうという趣旨で開催した今回のセッションには、農業以外の工業企業の方や流通事業の方などからも話題提供がありました。

13時半から18時までびっしりと意見交換を行い、さらにその後の交流会にも8割以上の方がご参加。多くの方から、夏期間でのセッションや次回は2日に渡って開催してほしいなどの声もいただきました。

この模様は、後日HAL財団公式サイトにて動画で公開する予定です。

(HAL財団 上野貴之記)

この記事のURLhttps://www.hal.or.jp/column/1709/

2024年1月30日号 (通算23-37号)

HAL農業賞選考結果について(お知らせ)

一般財団法人 HAL財団(理事長 磯田憲一) が主催する 「第19回HAL農業賞」について、以下の通り決定しましたのでお知らせいたします。

今年度は、例年通りの現地調査を行うことができ、多くの候補の中から、選考委員会の厳正な審査を経て、HAL農業賞にふさわしい方々を選出いたしました。

表彰名 受賞者 副賞
HAL農業賞
優秀賞
株式会社押谷ファーム(長沼町) 賞金 50万円
HAL農業賞
優秀賞
桂農場(長沼町) 賞金 50万円
HAL農業賞
優秀賞
有限会社ファーム田中屋(新篠津村) 賞金 50万円

【第19回HAL農業賞贈呈式】

日時:2024年3月1日(金) 午後2時~
場所:JRタワーホテル日航札幌 36階 たいよう

広く取材、報道をお願いしたいのですが、会場の都合で冒頭の「贈呈式」(予定:午後2時から2時半ころ)のみを公開いたします。できましたら、事前にお申込みいただけるとスムーズに進みますのでご協力をお願いいたします。
贈呈式の様子は写真データとしてもご提供可能です。ご希望がありましたらHAL財団の担当までご連絡ください。

以上

~本件お問い合わせ先~
担当 HAL財団 企画広報室
〒060-0042
札幌市中央区大通西11丁目4-22
第2大通藤井ビル4階
山(やま)、上野(うえの)
e-mail info@hal.or.jp
電話 011-233-0131

第19回HAL農業賞受賞者一覧

表彰名 受賞者 受賞理由
HAL農業賞
優秀賞
株式会社押谷ファーム
(長沼町)
  • 生産基盤と収入基盤を合理的に考え、いわゆる産地ではない長沼町でアスパラ主体の経営を成功させている。
  • 人材が地域の宝、地域を支える要となると考え、積極的に新規就農の後押しを行い、地域に根付く人材育成を行っている。

以上のことから「第19回HAL農業賞優秀賞」とした。

HAL農業賞
優秀賞
桂農場
(長沼町)
  • 消費地、輸送拠点に近い地の利を生かした花き栽培では高水準の売り上げを誇り、道内花き農家のリーディングカンパニーになっている。
  • 事業の安定的発展のために、ベースとなる領域を花きだけではなく、高収益のブロッコリーにシフトさせつつ、複数の事業の柱を構築するなど中長期の計画的経営を実践している。

以上のことから「第19回HAL農業賞優秀賞」とした。

HAL農業賞
優秀賞
有限会社ファーム田中屋
(新篠津村)
  • 消費者から支持される、消費者が買ってくれるという視点での作付けを行い、早くから有機栽培に積極的に取り組んできた。
  • さらに、生産から加工、販売も平成17年には加工・販売を行う「ファーム田中屋」を時代に先駆け設立するなど、六次化農業のけん引者として活躍している。
  • 新しい生産技術へのチャレンジ、加工販売を通して、全道各地に田中氏を師と仰ぐ若手生産者が数多くいる。

以上のことから「第19回HAL農業賞優秀賞」とした。

この記事のURLhttps://www.hal.or.jp/column/1704/

2024年1月23日号 (通算23-36号)

ご存知でしたか? 小さな最中の大きな変化を!

*今回の「WEB版HALだより」は、野菜ソムリエとして大活躍の吉川雅子さんにお願いしました。

レポート:吉川 雅子

ご存知でしたか? 菓子メーカーの「六花亭」の「ひとつ鍋」のパッケージが去年の秋から変わっていることを。
鍋型の最中。若い時はそれほど心を動かすお菓子ではありませんでした。しかし、こういうお菓子が美味しいと思うお年頃になったようです。
「あ、中身がちょっと変わったのね」というだけではない“ステキな物語”をご紹介します。

◇豆のお話

~ちょっと豆の歴史を紐解いてみます!~

豆類は、人類が穀類に次いで最も古くから食用栽培した植物といわれています。私たち、日本人にとってもなじみ深い食材であり、さまざまな種類の豆類がいろいろな形で利用されています。
それらのほとんどが中国を経由して日本に伝わっています。大豆が弥生時代の初期に、小豆が飛鳥時代に、えんどう豆やそら豆は8世紀頃伝わったとされています。ただ、古代の遺跡から小豆の種子が出土されている例では日本が最も古いことから、小豆は日本が起源という説もあります。いんげん豆は中央アメリカから南アメリカが原産地と考えられ、ヨーロッパ経由で中国に伝わり、江戸時代に中国の渡来僧の隠元によって伝えられたという説が一般的です。

(いろいろな豆)

「大福豆(おおふくまめ)」と「手亡豆(てぼうまめ)」は同じく白い豆ですが!

豆には大きく「つる性」とつるなしの「わい性」に分けられます。つる性の豆の中でも、「大福豆」と「虎豆」「白花豆」「紫花豆」の4品目は「高級菜豆(さいとう)」と呼ばれています。これらは芽が出て、つるを出し、主茎頂部に花房を着けず、周囲のものに巻きつきながら伸長を続けます。草丈は3メートルほどにも及ぶため、「手竹(てだけ)」と呼ばれる長さ3メートル弱の竹製の支柱を用いて栽培します。
一方、わい性の「手亡豆」や「金時豆」は、主茎頂部に花房が着き、分枝して横に広がります。草丈は55~65センチメートル程度で、栽培時に支柱は不要です。
「大福豆」などつる性の豆は多くの手間がかかるため、わい性の菜豆よりも価格が高く流通されていたことから「高級菜豆」と呼ばれるようになったのです。

<言われないとわからない小さな変化>

◇「六花亭」の人気商品「ひとつ鍋」

「六花亭」の初代社長・小田豊四郎氏は、帯広の開拓をお菓子で表現しようと考え、“十勝開拓の父”とも呼ばれる依田勉三(べんぞう)の資料を読みあさりました。その中で「開墾のはじめは豚とひとつ鍋」という句を知ることになります。
そののち、鍋の形をした最中の中に餡と求肥が入っている人気の商品となります(白餡のほかに小倉餡とこし餡がある)。
最初の「ひとつ鍋」の白餡は100%大福豆だったそうです。途中から値段の乱高下があったため、商品を安定供給するために大福豆と手亡をブレンドした白餡として提供を始めることになります。

◇白餡から「大福豆」へのきっかけ

浦幌町の畑作農家の十字農園の十字満さんは、5年ほど前に「六花亭で使う大福豆を栽培してくれる生産者を探している」という話を聞き、自分でも栽培してみようと思ったそうです。当時、地域では支柱として竹を必要とする豆では白花豆の栽培を推奨し、ほかの豆を栽培しようとする生産者はいませんでした。それは同じような形をしている大福豆よりも粒が大きい白花豆の利益率が高いからです。

「なぜ、十字さんは大福豆を作ってみようと思ったのですか?」
「六花亭のお菓子が好きだったし、栽培した豆が六花亭で使われるとわかっていることに魅力を感じました」。

栽培に取り組む際に関係者に確認したことがあるそうです。
「今栽培している白花豆よりも利益率の低い大福豆に取り組むには、今の自分たちの労働力やノウハウでは難しい」と。
そう投げかけた際に、「今の白餡のひとつ鍋は、いずれは大福豆100%の餡に戻すのが目標だ」と聞き、本当に必要な豆であると確認。「自分もその手伝いをしたいと思い、自分の農業の目標の一つにもなった」と言います。

◇手間暇がかかる大福豆栽培

最初は経験もノウハウも何もない、実験のような栽培から始まりました。作業によっては人手もかかることから、企業に応援を頼むといった協力関係の構築をしながらコツコツと続けました。
大福豆は5月下旬の種まきから始まります。発芽が揃い始めるとつるが伸び始めるので、4株を1組として4本の手竹を株の横に挿し込み、上部を交差させてゴムバンドで結束します(「竹さし」)。この作業は2人1組で行います。さらにつるが伸びてくると「つる上げ」といって専用テープなどで支柱から外れたつるを縛って固定します。その後、手作業による除草を繰り返します。7月後半には白い小さな花が咲き始めます。8月下旬から9月中旬は「登熟期」といって中の子実が膨らんできます。十分に大きく成長した子実は水分が抜け、鞘や子実が硬くなる「成熟期」を迎えます。そうなったら、根と茎を切る「つる切り」を行います。そのまま置き、10月上旬から中旬にかけて「ニオ積み」という作業を行います。竹を抜き、ひとまとめにして雨よけのテントをかけて1カ月ほど自然乾燥させます。この作業が一番大変だそうです。2~3人1組で行いますが、十分に大きくなったつるなので重さもあり、さらに自分の背丈よりも長い竹を抜いたりするのが本当に大変。その後は脱穀機による脱穀、手竹の片付けなど続きます。

☆ニオ積み体験

昨年11月、私は東京の知人たちと十字農園を訪れました。ちょうど大福豆のニオ積み作業の時期でした。大して役に立たない3時間ほどのお手伝いでしたが、終了時には肩や腕が痛くなっていました。これを広大な畑全部をするのは並大抵なことではないと痛感しました。

(大福豆)

(十字農園看板)

(やり方を教わる私たち)

(枯れたつると支柱の竹を抜き取る!)

(支柱とつるを分ける)

(支柱とつるを分ける 支柱は長くて抜くのが大変!)

(枯れたつるを女性の背丈くらいに積む)

(数時間でもお役に立ったかな) 

(雨に当たらないようにブルーシートをかける)

(上空から見たニオ積みが終了した大福豆の畑)

(収穫前の小豆。小豆は丈が低いから支柱がいらない)

◇5年の歳月がかかって実現!

毎年、大福豆の栽培面積を少しずつ増やし、効率性を重視したノウハウを蓄積させながら収穫量を増やしていきました。ここ何年かで、十字農園をはじめ数軒の十勝の生産者や他産地の協力で一定量の大福豆の供給ができるようになりました。
そうして、5年目の昨年11月10日、大福豆100%の「大福餡」が復活したのです。
十字農園はおよそ20ヘクタールの畑で、小豆や大豆、黒豆のほかにもいろいろな豆、小麦、ビート、ジャガイモなどを栽培しています。そのうち2023年は3ヘクタールほどが大福豆です。
大福豆の栽培面積が大きくなるにつれ、「ニオ積み」に関心のある道内外からの人たちが年々増加しています。また、六花亭の社員で、会社の許可をもらって援農する有志のグループが来ていて、昨年は延べ17人の社員の方が参加したそうです。
新しくなった小さなお菓子の餡には、時間をかけた、さまざまな思いが込められた物語が詰まっているのです。

最後に、
「十字さんにとって大福豆とは?」
「周囲で大福豆を栽培している人がいなくてノウハウが少なかったことが、逆に自分で一からチャレンジできる作物としてのおもしろさを与えてくれました。栽培はとても大変ですが、ひと手間かけると応えてくれる豆だいうことにも気付きました。そして、何よりも、六花亭をはじめ、農作業に携わりたいと畑に来てくれる農業以外の人たちの数が年々増え、その人たちとの縁を繋いでくれた大切な豆です」。
11月10日の販売初日、「大福豆」と書かれた新しい白餡の「ひとつ鍋」を求めに行きました。この5年にも及ぶ物語に、ほんの少しですが、偶然にも関わることができたことが嬉しくて、しっかりとコーヒーとともに味わいました。

(販売当日(地元の新聞広告))


プロフィール
吉川雅子(きっかわ まさこ)
マーケティングプランナー
日本野菜ソムリエ協会認定の野菜ソムリエ上級プロや青果物ブランディングマイスター、フードツーリズムマイスターなどの資格を持つ。

札幌市中央区で「アトリエまーくる」主宰し、料理教室や食のワークショップを開催し、原田知世・大泉洋主演の、2012年1月に公開された映画『しあわせのパン』では、フードスタイリストとして映画作りに参加し、北海道の農産物のPRを務める。
著書
『北海道チーズ工房めぐり』(北海道新聞出版センター)
『野菜ソムリエがおすすめする野菜のおいしいお店』(北海道新聞出版センター)
『野菜博士のおくりもの』(レシピと料理担当/中西出版)
『こんな近くに!札幌農業』(札幌農業と歩む会メンバーと共著/共同文化社)

取材協力:十字農園 十字満 https://www.instagram.com/jmitsuru/

この記事のURLhttps://www.hal.or.jp/column/1684/

2024年1月16日号 (通算23-35号)

書籍紹介 仕事の成果が上がる「自分ごと化」の法則

話題の書籍のご紹介。
「仕事の成果が上がる「自分ごと化」の法則」 千林 紀子著、‎ 有隣堂発行。

書籍の帯にはこう書かれている

「そうか、こう考えれば
楽しくできる!」

それを「自分ごと化」として一つの法則を経験してきた筆者。現在は、アサヒグループ初の女性社長として世界中を駆け巡っている。

出版社の案内には、
「一生懸命に仕事をしているのに、成果が出ない」と悩んでいるあなたに贈る1冊。そんなときには、仕事に「自分ごと化」して対処しませんか?

「自分ごと化」とは、お客様の課題や困りごとに対して、「自分ごと」と受け止めて行動することや全社視点で「良い意味でのお節介」をしていくことです。


筆者の千林さんは私より少し年下。そういえば、私の会社員時代の後輩たちも同じような壁にぶつかりながらも前に進んで行ってたなぁ、と思い出す。

考え方ひとつで違った見方や進み方が見つかると思う。そして、本書の中に記されていた「良いメンター(先輩)」との出会いが重要なことだなぁ、と改めて感じた。

メンターというのは、年上の先輩ということだけではない。年下でも経験豊富な人はメンターになる。そういうメンターの声を聞きいれることができるのもセンスだと思う。

農業経営の責任者にも、スタッフの一人にもお勧めの1冊だ。

(HAL財団 上野貴之記)

この記事のURLhttps://www.hal.or.jp/column/1679/

2024年1月9日号 (通算23-34号)

第19回HAL農業賞選考中

今回で第19回目となるHAL農業賞。
内部審査を経て、外部選考委員、アンバサダーも加わった1回目の選考委員会が開催されました。

1月中旬に第2回目の選考委員会を経て、今期のHAL農業賞が決定する予定です。

(HAL財団 上野貴之記)

この記事のURLhttps://www.hal.or.jp/column/1671/

2023年12月26日号 (通算23-33号)

HAL財団 年末年始のご案内

HAL財団の年末年始休業日は以下の通りになります。

■年末年始休業日
2023年12月28日(木)午後~2024年1月5日(金)

1月4日(木)、5日(金)は職員有給休暇取得促進日としています。ご了承ください。

※2024年1月9日(火)から、通常業務を行います。

(HAL財団 企画広報室)

この記事のURLhttps://www.hal.or.jp/column/1666/

2023年12月19日号 (通算23-32号)

財団職員のコンプライアンス研修を行いました。

HAL財団の常勤役職員を対象としたコンプライアンス研修を実施しました。
今回は、業務に関わる「著作権」を中心に学びました。
講師は、財団顧問弁護士の房川・平尾法律事務所から平尾弁護士に来ていただきました。
国内で発生した企業や団体の著作権に関する法令違反の実例を通して、どのようなことに注意すべきかを学び、日々の実際の業務で注意する点を習いました

SNSなど簡単に情報を発信することができるようになりましたが、どのような部分に注意すべきかは知っておかなくてはいけません。このようなコンプライアンス研修は、農業法人や農業経営でも必要と思います。ご要望があればHAL財団でどのような研修が必要かをご提案することも可能です。ぜひ、ご相談ください。

相談は、 メール:info@hal.or.jp までお願いいたします。

(HAL財団 上野貴之記)

この記事のURLhttps://www.hal.or.jp/column/1660/

2023年12月14日号(通算23-31号)

新しい農業のビジネスを考えるトークセッション 満員御礼

満員御礼!

トークセッション第2弾は、大好評につき定員に達しました。
また、興味のあるセッションを企画します。
ご応募、ありがとうございました。

2023年1月に開催したトークセッション。大好評だったので、その第2弾を開催します。 

キーワードは「できる・勝てる・儲かる・続く」だ!
 現在、農業界は、肥料、飼料のかつてないほどの急激な高騰や海外産原材料の輸入不安定という状況に置かれ、先行きが非常に不透明になっており、従来の農業政策だけでは解決が難しくなっています。そこで、従来から地道に農業分野と連携を視野に企業活動を行ってきた企業、団体とともに、解決策を見出していくべく第2弾となる「トークセッション」を企画しました。

【開催概要】
日時:2024年1月22日(月)
             13時受付  
             13時半開演 :
                                 
 参加費:無料
会場:かでる2.7 820 研修室
住所:札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル 8階
 
【申し込み方法】
 事前メールで受け付け(先着順)
受付期間: 2023年12月14日(木)~12月22日(金) 定員に達し次第終了
申し込み先:HAL財団 専用受付メール kogane@hal.or.jp
  ★お名前、メールアドレス、所属(屋号、会社、団体)、ご住所、電話番号を記載の上、お申込みください。先着順です。参加番号(参加チケット)をメールでお送りします。

定員 :農業従事者:50人(MAX)     関連企業・団体:20人(MAX)
     スピーカー、運営:20人

この記事のURLhttps://www.hal.or.jp/column/1656/

2023年12月14日号(通算23-30号)

年明け開催 決定!トークセッション第2弾
新しい農業のビジネスを考えるトークセッション

 2023年1月に開催したトークセッション。大好評だったので、その第2弾を開催します。 
キーワードは「できる・勝てる・儲かる・続く」だ!

 現在、農業界は、肥料、飼料のかつてないほどの急激な高騰や海外産原材料の輸入不安定という状況に置かれ、先行きが非常に不透明になっており、従来の農業政策だけでは解決が難しくなっています。そこで、従来から地道に農業分野と連携を視野に企業活動を行ってきた企業、団体とともに、解決策を見出していくべく第2弾となる「トークセッション」を企画しました。

【開催概要】

日時:2024年1月22日(月)
             12時45分: 受付開始
             13時半開演 :
             13:30~17:00 スピーカーによるテーマトーク
             17:00~17:20 整理の時間
             17:30~18:00 会場参加者とスピーカーのセッション

(質疑応答)
             18:30~ トークセッション 2部 (懇談を兼ねて)

                    

参加費:無料

会場:かでる2.7 820 研修室

住所:札幌市中央区北2条西7丁目 道民活動センタービル 8階

 

【申し込み方法】

事前メールで受け付け(先着順)

受付期間: 2023年12月14日(木)~12月22日(金) 定員に達し次第終了
申し込み先:HAL財団 専用受付メール kogane@hal.or.jp
  ★お名前、メールアドレス、所属(屋号、会社、団体)、ご住所、電話番号を記載の上、お申込みください。先着順です。参加番号(参加チケット)をメールでお送りします。

定員 :

農業従事者:50人(MAX)
関連企業・団体:20人(MAX)
スピーカー、運営:20人

 

スピーカー(話題提供者) (企業、団体名の五十音順) 2023年12月1日予定

  • アサヒバイオサイクル(株) サステナビリティ事業本部 
                     アグリ事業部長    上籔 寛士氏
                     アグリ事業部担当部長 北川 隆徳氏
  • SDPグローバル株式会社 取締役 研究・開発担当 鈴木 一充氏
  • 合同会社 共和町ぴかいちファーム 代表社員 山本 耕拓氏
  • グラントマト(株) 代表取締役社長  南條 浩氏
  • トゥリーアンドノーフ株式会社代表取締役  徳本 修一氏
  • バイオシードテクノロジーズ株式会社 代表取締役社長 広瀬 陽一郎氏
                         アドバイザー  池田 陸郎氏
  • 株式会社バイオマスレジンホールディングス 代表取締役/CEO 神谷 雄仁氏
                            取締役副社長 ナカヤチ 美昭氏
  • 福田農場            農園主   福田 稔氏 (網走市)
  • 別海バイオガス発電(株)   営業部長  小菅 加奈子氏
  • 株式会社ペントフォーク     代表取締役社長 伊藤 武範氏
  • YAMAGATA DESIGN AGRI株式会社  専務取締役  中條 大希氏

実行委員会メンバー

・川合 雅記さん(秩父別町)   ・伊藤 敏彦さん(別海町)
・今井 貴祐さん(小清水町)   ・木村 加奈子さん(別海町)
・伊藤 儀さん (弟子屈)     ・山本 耕拓さん(共和町)
・神馬 悟さん (南幌町)     ・福田 稔さん(網走市)

進行役(仕切り役)予定

・札幌農業と歩む会会長  三部 英二氏(元札幌市農政部長)
・HAL財団 企画広報室長  上野 貴之

進め方

  1. スピーカーからそれぞれの立場で北海道農業とどのような関わり、新たな関わりを持とうとしているのかをお話してもらいます。
  2. 会場参加者から随時質問を受け付け、トークセッションをします。
  3. スピーカーと個別の対応を希望する方は、セッション終了後に時間を設けます。

主催 一般財団法人 HAL財団 / 新しい農業のビジネスを考えるトークセッション実行委員会
協賛:アサヒバイオサイクル株式会社
バイオシードテクノロジーズ株式会社
YAMAGATA DESIGN AGRI株式会社   (五十音順 2023年12月1日現在)

この記事のURLhttps://www.hal.or.jp/column/1652/

2023年12月12日号(通算23-29号)

アサヒバイオサイクル(株)の皆さんが来訪

 農業分野の方には飼料やビール酵母由来の肥料原料で馴染み深いアサヒバイオサイクル株式会社の千林 紀子(ちばやし のりこ)社長とアグリ事業部長の上籔 寛士(かみやぶ ひろし)さんが11月末に来札。私たちの職場にも立ち寄って下さいました。

 農業分野のことだけに留まらず、現代社会で求められる事業活動、時代の流れの変化などについてHAL財団の磯田理事長、田尻常務理事と意見交換を行いました。

 今回のご訪問をきっかけに、アサヒバイオサイクル(株)とHAL財団は情報交換、情報交流を進め、北海道の農業や多くの事業活動を広めて行ければと考えています。

 2024年1月に開催予定の「新しい農業のビジネスを考えるトークセッション」には、アサヒバイオサイクル(株)の協賛をいただき、またアグリ事業部長の上籔 寛士さんもスピーカーとして登壇していただけることになりました。

(HAL財団 上野貴之記)

この記事のURLhttps://www.hal.or.jp/column/1646/