HAL財団

「家業」から「地域企業」へ

新着情報

HAL農業賞選考結果について(お知らせ)

2023年1月19日

一般財団法人 HAL財団(理事長 磯田憲一) が主催する 「第18回HAL農業賞」について、以下の通り各賞が決定しましたのでお知らせいたします。
今年度は前年度に比べ現地調査に赴く回数も増え、多くの農業者の話を聞くことができました。選考委員会の厳正な審査を経て、今回もHAL農業賞にふさわしい方々を選出いたしました。

表彰名 受賞者 副賞
HAL農業賞
優秀賞
株式会社嶋田茂農園匠(仁木町) 賞金 50万円
HAL農業賞
優秀賞
株式会社宇野牧場(天塩町) 賞金 50万円

【第18回HAL農業賞贈呈式】

日時:2023年3月3日(金) 午後2時~
場所:JRタワーホテル日航札幌 36階 たいよう

コロナ禍における式典のあり方として、一昨年は、HAL財団理事長が受賞者のもとに赴き表彰状と副賞を差し上げるという初の試みを致しましたが、今年も色々な形を模索する中で受賞者が複数であることから札幌にて小規模の贈呈式を開催することとなりました。

広く取材、報道をお願いしたいのですが、会場の都合で冒頭の「贈呈式」(予定:午後2時から2時半ころ)のみを公開いたします。できましたら、事前にお申込みいただけるとスムーズに進みますのでご協力をお願いいたします。
贈呈式の様子は写真データとしてもご提供可能です。ご希望がありましたらHAL財団の担当までご連絡ください。

以上

~本件お問い合わせ先~
担当 HAL財団 公益事業部
〒060-0061
札幌市中央区南1条西10丁目3
南一条道銀ビル4階
山(やま)、上野(うえの)
e-mail info@hal.or.jp
電話 011-233-0131

第18回HAL農業賞受賞者一覧

表彰名 受賞者 受賞理由
HAL農業賞
優秀賞
株式会社嶋田茂農園匠
(仁木町)
  • 嶋田農園は、開拓当時は水田農家であったが、その後リンゴ、ブドウ、サクランボ、と時代の流れに沿って栽培作物を増やしてきた。平成16年に台風被害を受けた後には、新たにトマトの栽培を始め、いまでは地域で生産部会を設立するまでになり、売上も順調に推移している。
  • 嶋田氏は、「農業は自然相手であるから、8割収穫できればよい」「地力に無理をさせないためには作付けも8割」という「8割経営」をモットーに確かな技術と市場を読む力で着実に成果を上げた。
  • 特にトマト栽培では嶋田氏がリーダーとなり町内の農家がアイコの生産を手掛け、地域での売上増に寄与し、自らの経営だけではなく地域全体の将来も見据え事業活動を展開している。

以上のことから、「第18回HAL農業賞優秀賞」とした。

HAL農業賞
優秀賞
株式会社宇野牧場
(天塩町)
  • ニュージーランドの放牧酪農の手法を取り入れ、地元の特性を生かした土づくり、草づくりをすることで、穀物類を一切与えない「飼料自給率100%の牛」を育ててきた。
  • 従来の日本の酪農の概念から一歩も二歩も進んだ酪農経営を目指し、2019年には有機飼料・有機畜産物・有機加工食品の3つの有機JAS認証を取得し「有機牛乳」を販売するなど、放牧酪農のみにとどまらず牛乳や乳製品の新機軸による生産にも挑戦し、六次化にも成功している。
  • 今後も地域に根付いた、地域ならではの酪農経営、商品開発を続けることにより、酪農の魅力を広めひいては地域そのものの魅力も広めることが期待される。

以上のことから、「第18回HAL農業賞優秀賞」とした。