食と地域とキャリアをつなげる実践教育②(静内農業高校の取り組み)
2026年2月6日HAL財団では、農業および農業関連産業の未来を支える農業高校生を応援する活動を行っています。その1つが、北海道静内農業高校です。2025年7月4日に国分北海道株式会社が主催した商談会に参加した取り組みを紹介しましたが、2026年2月4日に行われた商談会に再び取材に行きました。
今回は前回に引き続き、地元の黒毛和牛「みついし牛」や、規格外品として流通しない新ひだか町のミニトマト「太陽の瞳」を使った「キーマカレー」を出品。今年はパッケージも一新し、よりトマトの甘さとスパイシーな後味がバランスよく味わえる商品にバージョンアップされていました。現在は、一部地域のツルハドラッグで販売されていますが、今後、販売先も広がるようで、楽しみです。

また、新ひだか町は二十間道路の桜並木が有名ですが、100年以上を経て、老木も増え枝が溢れて年間55トンも廃棄処分されるうえに、その処分費がかかるという現状。老木の維持、新たな若い桜への更新等の整備が必要な状況の中、この桜が100年先まで咲き続けるためにも、役目を終え捨てられてしまう桜の枝をなんとか活用できないかと考えた生徒たちが、桜の枝をチップにして、燻製商品を作ることに。牛スネ肉を使った燻製ジャーキーを出品していました。
地元食材を使うのはもちろん、地元の「宝」である桜の枝の活用まで、地元密着とSDGsへの配慮が存分につまった商品たちでした。

商品の宣伝をしていたのは、1年生。前日までは声が出ていなかったようですが、1日で見違えるほど成長。後ろで、2年生の先輩が見守る中、しっかりと商品をアピールしていました。ブースも「かわいい」をコンセプトに自分たちで飾り付け、今回の商談会も、高校生たちにとって成長の場となったようです。

企画・製造・販売までをすべて自分たちで行うという経験ができる、この商談会。静内農業高校は6年連続での参加となり、生徒たちのキャリア形成の貴重な場となっています。引き続き、HAL財団では、こうした未来の農業を支える人材の育成を応援していきます。
