地域づくり活動
一般財団法人HAL財団と公益財団法人はまなす財団共同による支援事業
2025年度
地域づくり活動発掘・支援事業
(地域農業連携枠)選考結果について
一般財団法人 HAL財団では、北海道において地域の活性化に寄与する事業や活動が持続的なものとなるよう、地域づくりを進める民間の活動主体に対して「ハンズオン支援」を行う「地域づくり活動発掘・支援事業」を公益法人はまなす財団と連携し行っています。
北海道の強みである農業を核とした地域づくりを推進することを目的として創設された「農業枠」については、2025年5月8日(木)~6月9日(月)まで公募した結果、3件の応募があり、審査委員会による厳正な選考の結果、以下の2団体が採択となりましたので、お知らせいたします。
【農業枠】 ※受付順
団体名 | 面白農業組合ToyokoroZ(豊頃町) |
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事業名 | 豊頃町産大豆と小麦を原料とした木桶仕込み醤油の開発・製造 |
事業内容 | 町内の農家3戸と地域おこし協力隊員で構成された任意団体。十勝の子どもたちへ 農業の「面白さ」「かっこ良さ」を伝え、次世代が自発的に農業に取り組みたいと思えるようなムーブメントを作り出すため、まずは農業を身近に感じてもらえるよう、地域住民が参加できる仕組みを作りながら、農業体験イベントや町内産原料を使った加工品開発を行っている。 メンバーが生産した大豆と小麦を原料に、伝統的な木桶醸造の手法による醤油醸造を委託しており、26年春に濃口醤油が、27年春に再仕込み醤油が完成する予定。町の小中学生からパッケージデザインを募り、町全体で醤油づくりのプロセスを共有し、完成した醤油を用いた加工品開発など、醤油醸造をきっかけに町の課題である6次化モデルの構築を図っていく。 |
団体名 | 長沼町大豆商品開発室(長沼町) |
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事業名 | 長沼町産大豆を使った商品開発事業 |
事業内容 | 高齢化などによる生産者の減少や生産物価格の低迷などの課題に直面し、危機感を持った若手農家が、町内の菓子店、地域おこし協力隊員らと連携し、地場農産物の高付加価値化、農家の収入増を目的に、長沼産農産物を使った商品開発と販売、プロモーション、大学・研究機関との調査研究などの活動を行っている。 長沼町の代表的な作物である大豆とブロッコリーを使った商品開発については、これまでも試作・研究を重ねてきたが思うような商品に至っておらず、今後はプロテイン、大豆粉、植物肉など、需要増が見込まれる大豆加工食材の開発や、ブロッコリー収穫後の残渣物の有効利用方法も研究する予定。長沼産だからこその品質・特性を活かした商品開発を目標に、将来的には農業を基に地域産業全体を持続可能にすることを目指している。 |
お問い合わせ先
一般財団法人 HAL財団 松平 孝(まつだいら たかし)
TEL 011-233-0131