農業の企業化
農業の企業化について
HAL財団は、農業を“経営”として持続的に発展させることを目指し、農業の企業化をサポートしています。経営力の向上のための講習会や制度調査、ブランド力の向上、情報発信、意識改革などに至るまで、幅広いアプローチで農業の企業化に向けた取り組みを支援します。また、農業者や農村地域が抱える諸問題の解決に向けた活動と食の安全・安心、人や環境にやさしい農業経営などを推進する取り組みも展開しています。
農業経営力向上事業
農業経営に必要なマインドセットやチャレンジ精神を育むため、セミナーや講習会を北海道農業法人協会と連携して開催し、経営力を高める実践的な学びの機会を提供します。

初心者にも分かりやすいと評判のマネージメントゲーム研修を実施し、実際の経営を模擬体験しながら、意思決定や戦略立案、税務管理のスキルを身につけます。
農業・農村ブランド化事業
農業者や地域が一体となって取り組む商品開発、製造、販売などのノウハウの習得や、地域の特産物、商品の持つブランド力向上を図るために有効な地域団体商標などの取り組みを関係機関と連携しながら支援します。

地域特産物のブランド化に向けた勉強会を開催しています。
食品安全及び環境保全農業普及啓発事業
HAL財団では、2014年に取得した食品安全、環境保全、労働安全、人権保護、農場経営管理の5分野の観点を踏まえた国際的な農業生産工程管理である「グローバルG.A.P.」のグループ認証の維持と普及に取り組んでいます。
2020年からは、当財団の関連会社で農産物流通事業を営む(株)HALGREENと緊密に連携しながら、グローバルG.A.P.の定着と農業の企業化に尽力しています。
〈主な取り組み内容〉
〇グローバルG.A.P.グループ認証の維持
食品の安全性、労働環境の改善、自然環境への配慮などを評価する国際標準のグループ認証の維持に努めています。参加者約60戸を要しており、最大級の規模を誇っています。
〇制度説明会・普及活動の実施
グローバルG.A.P.に関する制度の理解と促進を目的に、農業高校や専門学校を対象とした特別授業を始めとして、各地で説明会や研修会を開催しています。
〇適切な農業生産工程管理の定着
農業生産における工程管理の重要性を周知し、グループ内の全ての農業者が持続可能な農業を実践できるよう内部検査などにおいて、きめ細かく確認と指導を行います。

グローバルG.A.P.のチェックリストに沿って、適切に内部検査を行います。