HAL財団

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WEB版HALだより「テキスト版」

2023年5月15日号(通算23-03号)

WEB版HALだより「4年ぶりの完全開催「岩農グリーンフェア」」

2023年5月13日(土)に岩見沢農業高等学校で「岩農グリーンフェア2023」が開催された。ここ数年はコロナ禍の影響で会場や入場を制限するなど部分的開催であったが、4年ぶりの開催。つまり、今の3年生は従来のグリーンフェアを経験していない、まさにリスタートのグリーンフェアだ。午前8時の開門時には、すでに岩見沢市内をはじめ近郊から来た市民で各コーナーには行列ができており、地域の方に「岩農グリーンフェア」と親しまれていることが実感できる。

(開始前から行列)

午前9時に野村博之校長の挨拶、生徒代表の開会の声でフェアはスタート。野菜苗、花苗、原木シイタケ、宿根草や腐葉土、プランター、野菜、鶏卵、加工食品などそれぞれの売り場はまさに長蛇の列。

(野村博之校長の挨拶)

(試食用の加工食品)

(野菜苗コーナーも大人気)
 

 各コーナーでは、混雑を防止するために入場制限。そして、入場すると生徒が付き添いで一緒に買い物をする方法であった。
 花の特徴や苗や品種の特徴などを説明してくれる。

 私も花苗や野菜苗を購入したが、一緒に買い物をしてくれたのは奈井江町から通う2年生。ご自宅では水田とトマト栽培を行っているそうで、トマト苗の説明には力がこもる。
 各コーナーを歩くと、それぞれ自慢の品を紹介される。説明が上手なのでついつい購入してしまった。こういう経験はきっと役に立つと感じた。それにしても、みんな笑顔で感じが良い。

 多くの地域住民で賑わい、それを取材する学校新聞局の生徒の姿。インタビューも様になっていた。こういう実践的な教育が行われていることは大事なことだ。
 午前9時から正午までの3時間という短い時間であったが、多くの市民で賑わい生徒も貴重な体験をしたと思う。

 岩見沢農業高等学校の「岩農ショップ」は、定期的に開催され加工食品などを販売している。詳細は、岩見沢農業高等学校のWEBページを。

URL:http://www.iwamizawanougyou.hokkaido-c.ed.jp/

 なお、6月25日(土)~7月3日(日)札幌で開催される「花フェスタ札幌2023」では、北海道農業高校生ガーデニングコンテスト作品紹介コーナーもある。
 北海道内の農業高校。頑張ってます!

この記事のURLhttps://www.hal.or.jp/column/1328/