HAL財団

セミナー開催状況

2025年12月19日

~映画「大地の侍」~
北海道巡回プロジェクト第157回到達記念(第170回)特別上映セミナー
ザ・ルーテルホールにて追加開催

2025年12月19日(金)、HAL財団主催の特別上映セミナーをザ・ルーテルホールにて開催しました。

今年は北海道命名から157年目の節目にあたりますが、当財団が進めてきた映画「大地の侍」北海道巡回プロジェクトも、今夏、157回目の上映を迎えました。これを記念して10月に北海道赤れんが庁舎で開催した特別上映セミナーは、告知当日の朝には定員に達するほどの大きな反響をいただきました。

このため、より多くの皆さまにご参加いただけるよう、このたび会場をザ・ルーテルホールに変更して追加開催したものです。今回も募集開始日の午前の早い段階で定員に達し、当日は多くの皆さまに足をお運びいただきました。

ザ・ルーテルホールは、木の温もりが感じられる格式ある音楽ホールですが、最近、映像に係る設備を備えられ、映画を上映するのは今回が初めてとのことです。音響はもとより映像も素晴らしく、観る人を映画の世界に引き込みました。

会場は静かな熱気と感動に包まれました。上映後には、胸がいっぱいで言葉を詰まらせながら「大切なお話が聞けて感激しました。映画もとても感動しました。ありがとうございました。」と語られた方、また、史実の吾妻謙に関わりのある家に祖母が嫁いだという伊達市在住の方からは、「伊達市の開拓にもこうした映画があればと思う。若い世代に伝えていきたい」とのお声をいただきました。

さらに、当別町ご出身で農業に携わっておられる方(60年前、小学生のときにこの映画をご覧になった)からは、「理事長が話された“この映画を通じて北海道農業を応援していきたい”という思いに大変感銘を受けた。これからもこの映画を道内で広めてほしい」とのご意見をいただきました。

上映が100回を超えた頃、当財団は東映にお願いして字幕を付記しました。これは、“二度と故郷に戻らない覚悟”で北海道に渡ることを決断した人々の言葉の数々を、より深く心に留めていただくためのものです。北広島市から来られた方からは、「2度目の鑑賞だが、今回は字幕があってとてもよかった」とのお声もいただきました。

また、開拓ではなく、映画が制作された約70年前にロケ地となった恵庭で、お母さまが映画スタッフの炊き出しをしていたことを思い出された方もおられました。今回も、映画を鑑賞された皆さんそれぞれが先祖や親のことに思いを寄せ、今の豊かな暮らしが先人たちの苦労の上にあることを改めて感じるとともに、現代を生きる私たちの“未来の糧”を考えるひとときとなりました。

セミナー終了後、退場される皆さまから口々に「ありがとう」と声をかけていただき、この取り組みを続けてきた私たちの背中を大きく押していただきました。今回の追加開催にご来場くださった多くの皆さまに、心より感謝申し上げます。

なお、一般の方を募集して行う次の上映セミナーは、2026年1月31日(土)13時30分より、札幌市資料館にて開催いたします。次回も多くの皆さまのご来場をお待ちしております。

【札幌市資料館での映画「大地の侍」上映セミナー】

開催日: 2026年1月31日(土)13:30~16:00
開催場所: 札幌市資料館2階 研修室
費用: 参加無料・全席自由
定員: 60名
参加申し込み: 札幌市資料館まで
電話011-251-0731
FAX011-271-5911
ホームページ http://www.s-shiryokan.jp/
受付期間: 2025年12月11日~2026年1月21日(17:00まで)

※申込多数の場合は抽選を行い、開催1週間前を目安に当選通知が行われます。

 

 

 

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